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糖尿病、高血圧症、高脂血症、甲状腺疾患、内分泌疾患

メタボリックシンドローム

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メタボリックシンドロームとは

最近日本でも食生活の欧米化や運動不足から肥満や糖尿病の人が急激に増えています。最近の報告では、日本の成人男性の約3人に1人、女性の約5人に1人は肥満であるといわれ、全体で3,000万人以上に及びます。
肥満になると、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、耐糖能異常などの生活習慣病が重なって発症しやすく、それぞれの程度は軽くても急激に動脈硬化が進みます。そして最終的には心筋梗塞、脳卒中などの血管の病気が起こりやすくなります。これらの現代病は、体重を減らすことで多くの症状や状態を改善したり予防したりすることができます。

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の過剰な蓄積をもとにして、同じ人に糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)などが複数重なって、動脈硬化や心血管障害などのリスクが高まった状態のことをいいます。 内臓脂肪の過剰な蓄積は腹囲測定から推定が可能で、ウエスト周囲径測定が基準になります。耐糖能異常、高血圧、高脂血症のうち、肥満を含んで3つ以上該当する場合に、メタボリックシンドロームと診断されます。

メタボリックシンドロームの診断基準

ウエスト周り

場所 基準
ウエスト周り 男性:85cm以上
女性:90cm以上

血液・血圧の基準

場所 基準
血糖値 110mg/dl以上
血圧 収縮期血圧(最高血圧)130mmHg以上
拡張期血圧(最低血圧)85mmHg以上
(このいずれか、または両方)
血清脂質 中性脂肪値 150mg/dl以上
HDLコレステロール値 40mg/dl未満

ウエスト周りの基準に加え、血液・血圧の基準の数値2項目が上記のいずれかに当てはまる場合、メタボリックシンドロームと判断されます。

メタボリックシンドロームになりやすい生活習慣

  • 体重を計るのが面倒だ
  • 最近お腹が出てきた気がする
  • から揚げや天ぷらなど揚げ物が好きだ
  • 満腹するまで食べてしまう
  • ジュースや缶コーヒーを必要以上に飲んでしまう
  • 間食や夜食をよくする
  • 運動習慣がほとんどない
  • ストレスがたまっている
  • 外食をよくする

メタボリックシンドロームにならないための予防

食事を見直してメタボリックシンドロームを予防しよう。
食事は健康づくりの基本となります。食べすぎによりエネルギーが過剰となると、内臓脂肪を増やす原因となります。日頃の食生活からエネルギーの摂り過ぎがないかを見直し改善していきましょう。

菓子類
お菓子は見た目以上に高カロリーです。
果物
果物は果糖が多いため、摂り過ぎは体重増加を招きます。
アルコール
アルコールは1gあたり7kcalあります。飲み過ぎると摂取エネルギーも増加します。
牛乳・ヨーグルト
牛乳・乳製品はカルシウムが多く毎日摂りたい食品ですが、脂肪が多いため、摂り過ぎると太る原因となります。

食べ過ぎを防ぐ食習慣のポイント

食事内容や量ばかりを考えるのではなく、食習慣を整える事もまた肥満の予防、改善には重要です。

  • 欠食なく3食を規則正しく摂る
  • ゆっくり良く噛んで食べる 
  • 野菜料理を充実させる
  • 間食・デザートを控える 
  • 夕食後、就寝前の飲食を控える
  • 外食では栄養表示を参考にする
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