私たちの体の中では、種々の作用を持つ物質がうまく調和して全身の臓器に作用し、人間の生命を維持し、生体の恒常性(正常な機能を維持する仕組み)や正常な代謝機能を保っています。
これらの正常な機能を保つのに必要な体の機構が内分泌代謝なのです。内分泌代謝作用を示す物質をホルモンと呼びます。ホルモンには種々の物質があり、ホルモンが体の中でその作用を発揮する方法も多様です。ホルモンを合成して分泌する臓器を内分泌臓器と呼びます。
例えば視床下部、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、膵臓、副腎、卵巣、精巣、心臓、肝臓、腎臓などの多くの臓器があります。(日本内分泌学会ホームページより改変)